南米・アンデス山脈の標高4,000〜6,000mという、高地に生息するラクダ科の動物です。(富士山の標高は3,777m)
ラクダ科の中で最も小さく、厳しい寒さから身を守るために、太さ10〜14ミクロンと天然繊維の中でもとくに細くて柔らかい、絹のように艶のあるわた毛を身にまとっています。
その昔、「アンデスの黄金」と称され、金や銀よりも高額で取引されることから、乱獲・密猟の標的とされ一時は、絶滅寸前まで追い詰められた為、ワシントン条約(CITES)においても保護動物に指定され、捕獲・輸出入が厳しく規制されています。ペルーのごく限られた企業だけにしか毛織物の加工生産が許されていません。
頭数が回復した数年前から、ペルー政府の管理下のもと捕獲量と企業を限定して商取引が再開されました。
西川リビングのビクーニャ製品は、ペルー政府農務省により認可されたビクーニャ100%の原毛を使用しています。
ペルー政府管理下のもと、野生のビクーニャを生け捕りにし、腹部の毛を残し刈り取ります。腹部の毛を残すのは、高地での厳しい寒さで、心臓を冷やさないようにするためです。
使用する原毛は、手選別で最上級(A級)の原毛だけを使用。手選別は目と手で触った感触で柔らかく細い繊維を選んでいく為、大変時間を要し、1人あたり1週間かけて約30g程度しか選別できません。(1,5kgを作るのに、約1年かかります)
▼検品工程
▲手選別作業
ペルーのヨーロッパ向け最高級服地を生産している信用ある工場にて紡績・紡織を行い、当社オリジナルの生地として毛布用に、ビクーニャ100%で縦糸、横糸とも3本の糸で撚り、ボリューム感のある生地に仕上げています。
(服地やストール用には2本撚りが一般的で、ストールは当社も2本撚りです。)
通常ウールは起毛させる際、金属の針を使用しますが、当社のビクーニャ生地はスペイン産で通常ものよりも小さく希少価値の高い天然のアザミを使用して、優しく起毛加工を行っております。
しかも、水を含ませながら起毛するという水起毛の手法をとり、一昼夜(24時間)かけてゆっくりいたわりながら起毛しています。この手法により、糸切れを防止し、強度のある生地に仕上がります。
最終加工及び確認は、日本の基準を満たすために国内で作業を行い、あそび毛を取り除き、生地幅と風合いをととのえて、再度仕上げます。最後にカシミヤ100%の生地を織り、染色し、国内で毛布の縁を縫製します。
ビクーニャ製品は、ブランケット50枚・ショール80枚と限定し、シリアルナンバーを入れて数量管理を行っています。また、ビクーニャブランケットには、お手入れ用として、羊毛を使用したビクーニャ専用ブラシも別途ご用意しております。
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